巨大な渦

2006年11月16日
誰かと一緒にいることで、決して自分は強くなれない。

強くなりたいなら、辛くても、淋しくても、一人で歩いていくことが出来るようにならなくちゃ。


誰かと一緒にいたいなら、“自我”なんていう、ちっぽけな自尊心は捨てるぐらいの心構えがなくちゃ。

あらゆる価値観の基準を他人に預けて、世の中のあらゆる疑問の答えを探す作業を、一生涯放棄しなくちゃ。


そうでないと、時間の経過とともに色んなことが辛くなっていくだけ。

俺は一人でいることの怖さ、辛さ、淋しさを、人並みには経験してるつもりだけど、集団でいることの怖さ、辛さ、淋しさも、同じぐらい経験しているつもり。


必死に泳いでいるようで、実は同じところをぐるぐる回っていただけという事実。

だた、巨大な渦に巻き込まれ、少しずつ飲み込まれていってただけに過ぎなかったという過去。

そして、それを後になって知った時の絶望感。


もうたくさんだ。

俺の後に何も残らず、ただいつもと同じように巨大な渦巻きが大きなうねりを上げているのを見るだけなのは。


少しずつでも、俺はそれに抗って、

たとえ小さくても、渦を作って、

それがいつの日か、新たな巨大の渦として人々を飲み込んでいく。


そうなるのが俺の理想。

だからただ飲み込まれるだけの行き方は、俺はしたくない。

埋もれたままで終わりたくない。そんな気持ち。


蚊に刺された傷は、一瞬で治ってしまうかもしれない。

でも放っておけば、だんだんひどくなっていってしまう。

そうやって生きていくのが、俺の理想。

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