争いごとがなくならない。
また今日も、どこかで誰かが泣いている。

どうして人を傷つけるの?
どうして憎しみが生まれるの?
どうして罪のない人が争いに巻き込まれるの?

どうして世界中の人たちが、優しさだけを持ち合わせて生きていくことが出来ないの?

正義のためなら、そんな正義いらないよ。
お金も地位も名誉もいらない。
涙の上に成り立つ裕福さより、笑顔の上に成り立つ貧しさを選びたい。


そんなこと言ったって。
どうせ僕も、同じ穴のむじな。

偽善者なのは僕も同じ。
また今日も、見て見ぬふりだけが上手くなる。

自分のしたいように生きられない。
鏡の前の男は、また今日も、
「こうありたい」と思う自分とは、かけ離れた自分。

自己嫌悪。ストレス。恐怖。焦燥感。自暴自棄。虚無感。絶望。後悔。
Tシャツとニット帽の下に全て隠し、今日も笑って過ごしてみたって。
理想の自分とは程遠い、偽者の自分がそこにいるだけ。


ああ、僕は、あなたのことは何も分からない。
ああ、きっと、あなたは僕のことを何も分かっていない。

分かっているのは、僕の中にあるものだけ。

それをぶつけたら、あなたは受け止めてくれるの?
僕はあなたの全てを受け止める自信がない。
何も積み重ねてきてないから、どうしても慎重になってしまう。

失敗を恐れて進めるほど無邪気じゃないから、今日も僕は何も出来ず。
それを笑って流せるほど前向きじゃないから、今日も黙って帰路に着くだけ。

答えは一つしかないから。
それを知ってしまうのが怖いから。
ただ僕は、毎日来る“今日”という出来事に色んな解釈を乗せてみる。

だけど、そのことに何の意味があるのだろう。
僕の目が全てを正しく捉えてるとは限らない。
僕の頭が全てを正しく考えているとは限らない。
答えはこちらにあるんじゃなく、いつだって向こうにあるものだから。

せめて、ありのままを、ありのままに伝えることができたら。
僕の心は、いくらか楽になるんだろうか。

勇者になるつもりはない。
億万長者になるつもりもない。

だからせめて、僕に勇気をください。
たった一つを守るための。
たった一つに誠実であるための。
今の僕に必要なのは、力でも知恵でもなく、ただそれだけだから。


僕の歩みは、きっと一生消えるものではない。
足跡は、消したくても消せるものではない。

そのことが、僕の心にあり続ける限り、
僕はずっと悩み続け、そして、ずっと歩き続ける原動力になる。

歩みを止めた時、僕は何を思うのだろう。
道を振り返った時、僕は何を思うのだろう。

先のことはわからない。
わかっていることは、これからも僕は、ある一つの信念と、
ある一つの心を持って、来るべき明日を迎えるだけ。

せめて、僕がいることで、あなたの中に何かが生まれてほしい。
せめて、僕が考えていることが、未来につながってくれればいい。

せめて僕は、あなたに対して誠実に、真剣に、忠実に向き合っていることを、声を大にしてあなたに伝えたい。

僕が望んでいることは、ただそれだけ。

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