寝静まった街の片隅にある小さな公園で
小さなベンチに座りながら、二人、
白い息を吐きながら、月を眺めていた。
いつものように通り過ぎる街の片隅に、
いつものようにポツンとある、ありふれた公園。
なぜだろう。その日だけは、確かに、
全てがいつもと違うように感じて。
先のことなんか何もわからない。
遠い異国の地に思いを馳せることが出来るほど大人じゃない。
何の確信もない。不安だらけの毎日の中で、
なぜかその日その瞬間だけは、全てに満たされたような気持ちになって。
「あぁ、今、この瞬間が、永遠に続けばいいのに」
そんなことを考えながら、冷たい夜風さえ心地よく感じた。
初めて永遠を感じることが出来た、いつもと同じ静かな夜だった。
小さなベンチに座りながら、二人、
白い息を吐きながら、月を眺めていた。
いつものように通り過ぎる街の片隅に、
いつものようにポツンとある、ありふれた公園。
なぜだろう。その日だけは、確かに、
全てがいつもと違うように感じて。
先のことなんか何もわからない。
遠い異国の地に思いを馳せることが出来るほど大人じゃない。
何の確信もない。不安だらけの毎日の中で、
なぜかその日その瞬間だけは、全てに満たされたような気持ちになって。
「あぁ、今、この瞬間が、永遠に続けばいいのに」
そんなことを考えながら、冷たい夜風さえ心地よく感じた。
初めて永遠を感じることが出来た、いつもと同じ静かな夜だった。
コメント
今は永遠を信じることで、あの頃よりも大人だと思える。