これってどうなん?

2006年4月16日
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200604140180.html

朝日新聞の教育欄より。

なんでこんな条例を決めるんですかね。
俺的には大反対。つーか、こんな条例がまかり通ってしまうこと自体恐ろしくなってきてしまうのですが。

別に上が決めたことにいちいち反対する!というスタンスで行きたいわけじゃないです。
そんなことばっかやってても一向に前に進まないし、教育委員会と現場との板挟みになっている校長の立場もわかるようになると思う。現場に出れば。

だけどこれはさすがに・・・。
もはや現場の教師は発言権すら認められないのか、と絶望してしまいます。

こんな環境で自分がやりたいことなんてできるの?
「教育とはこういうものだ!」と、いくら熱弁を振るってみても、都が「それダメ」と決めたらそれでジ・エンド。

教育熱心な人は、都の教員になんかならない方がいいんじゃない?と本気で思いますよ俺は。

・・・・・・

俺の親戚にはなぜか教員(都内に限らず)をやってる人が多くて。
で、今の大学に入る前に教育現場の現状というものを刻々と聞かされたわけですが。

はっきり言って絶望感しか沸いてこなかったですね。

上の人間は現場の声など聞く耳持たず。
教師は、ただ上に言われたことに忠実に従うことだけが求められる。

・・・・・・

こんな話があります。

ある生徒が登校拒否になり、新学期が始まっても学校に出てこない。
電話をしても出てくれないかあしらわれるかだけで、現状は一向に改善されない。
メールやその生徒の友達経由の伝言など、あらゆる手段をとっても全く連絡が取れない。

たまりかねた教師が児童の家に行き、面談をしようと試みた。
が、そこでも児童への面会は許されず、居留守を使われたり門前払いをされたりするだけで、何もさせてもらえない。
らちが明かなくなりその教師は、管轄の教育委員会に相談した。

そこで出された結論。

「生徒の自宅に押しかけるのはまずい。」
「もう少し様子を見てみるのがよい。」
「電話や手紙などで生徒に根気よく呼びかけるべし。」

いや、もうそんな悠長なことを言ってる事態ではないんですけど・・・。
そんな教師の声など聞く耳持たず。
何度相談しても上は自分達の決定を覆すことなく、同じことの繰り返しをするだけでした。

・・・・・・

その先生は人一倍子供想いの先生で、現場でも熱い人で知られていましたが、結局その生徒はその後一度も学校に来ることなく卒業を迎えることとなりました(ちなみにその生徒は小学5年生です)


つまり、一番近くで子供に接し、一番現場のことを知っている教師の声が、教育の現状を変える場に一番届きにくくなっているのが今の日本の学校教育のシステムの実態らしく。

要するに、何もわかってないんですよ。上は。
直接教育現場に行き、そこで感じたことや思ったことを委員会に持ち込んで・・・とか言う姿勢をとるならともかく、全てテストや進学率などの“数字”だけを見て判断して条例を改正したり辞令を出しているだけですから。

や、俺もまだ学生だし、何もわかってないのは十分自覚しているんですけどね(汗)

他にも色々キツいこと言われたなぁ。
「金八に憧れるんだったら教員やらない方が良い。」とか。
「お前みたいなヤツがいい教師になれるわけがない」とか(実話)

まぁその言葉での見返しというか、ある意味反骨心から来るモチベーションが、今の俺の将来に対する原動力となっているところもありますが。

・・・・・・

えっと・・・なんの話だ?(汗

まぁ要するに、この条例はどうなん?というのが一番言いたいことです。はい。

慎太郎になってからマジでおかしくなったよな。
彼にはネガティブな感情しかありません。うちのおかんは都の公務員をやっていたんですが、彼女から慎太郎の悪事は散々聞かされてきたので。
彼女が仕事を辞めたのも慎太郎が一部理由を持っていると思ってるので(それだけじゃなく、彼女なりに思うところもあったようですが)。

そもそも公の場で「今の若者はおかしい」とか、一番初めに発言したのはヤツじゃなかったっけ?
笑わせるよね。じゃあお前は今の若者全員に接したの?って。

あー、これ以上書くとさらにスペースが2倍以上必要になりそうだからこの辺で。

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