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2006年4月9日 読書
宮台真司さんの本をよく読みます。

この人は青年期社会学の第一人者で有名ですが、自分も青年期教育学を学びたいと思っているので読み始めました。

これ以外の彼の著書に共通して言えることですが、書いてあることはどれも難解だと思います。
だけど、その難解な内容を難解と感じさせないような論議の構成とテーマ選択がなされているので、読んでいてわかりやすいし、書いてある内容も身近なものばかりです。

毎日が不安ゼロで、生きているだけで楽しくてしょうがないって人には決してお勧めできる本ではないですがw

何となく普段の生活の中で「何か違うなぁ・・・」と感じることがあったり。
漠然と、将来に対する不安を覚えていたり。

自分は何者で、これからどう生きるべきなのか?自分が生きている世界はどのようなものなのか?

そういったことに漠然と疑問を持ちながら生きている人は、ぜひ読んでみて。

数ある著書の中でも、この本が内容的に一番わかりやすく書かれていると思うので、とりあえず一番にお勧めします。
この本を読んで興味を持ったら、他の著書も読んでみるのもいいんじゃないかな。

・・・・・・

大学生と社会人とを比べてみて何が一番違うって、やっぱり「時間に余裕がある」ってことが一番違うことだと思うんです。


じゃあ社会人に比べて豊富にある時間を使って何をするか?ってなると。

それは人それぞれだし、俺が「こうしろ!」「こうするべき!」なんてことは言いません。
基本的に“時間”というものは、自分だけのものだと思います。
周りの人間がどう言おうと、自分が“やりたいこと”をひたすらやるのが一番有意義に生きる方法だと思うし、後々に後悔を残さない選択だと思います。


俺は、前の大学を中退して働き出して、仕事にも慣れて何年かした後にふと、ただ同じように繰り返す毎日に疑問を感じました。


この先何年かして、同じ職場で働いて、年月の経過と共に年相応に多少の社会的地位の変動はあっても、基本的に同じような世界の中で起こる同じような出来事の繰り返しなのかなぁと思いまして。
その中で、「俺、あまり外の世界を知らないのに、このまま歳を食って歳相応に偉くなったとして、それでいいのかなぁ。。。」なんて考えるようになっちゃいました。
まぁ、そういう考えを持った時大して出世もしていなかったし、今後出世を望める身分でもなかったんですが^^;

だから、どこかのタイミングで自分の時間を取って、一度じっくり勉強し直したくなった。
今までの自分をどこかでリセットして、また新しい世界で自分自身と向き合いながら世界について考えたくなった。
そうすることが、どんな道に進むにせよ今後の自分のためになるかなって思えたから。

だから、普段俺が一人でいる時間が長かったり、バイトやサークルをやったりしないのも、そんな自分の考えが理由なんですよね。
そういう時間を“思考”する時間に充てたかったから。
まぁ、お金に関しては、学費を稼がなければならないので今でもちょくちょくやらざるを得ないのですが。

・・・・・・

他の人がどう考えているかわからないけど、もし俺と同じようなことに疑問を持ち、一度じっくり考えたいと思っているのなら、俺は宮台真司さんの本をお勧めします。

そういったことを考える方法を、わかりやすいテーマとプロセスでわかりやすく書いているので、何かしらのヒントになるんじゃないかな、と。

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