バイト日記

2006年3月22日
今日も朝からバイト。

午前中は早朝から映画館の館内清掃。
静まり返った映画館で、黙々と掃除機をかける。

ポップコーンの欠片。ホットドッグの包み紙。チケットの半券。
一見綺麗なようでいて、色んなごみが映画館には落ちている。
特に、人目につきにくい椅子の下などには、時折驚くぐらいのごみが落ちていたりする。

映画館でこんな所を見て歩くのは、お客さんにはいないだろう。
みんな、見た映画の余韻に浸りながら、前を向いて歩きながら思い思いの途に付くのだろう。

そんなことを考えながら、感傷の後片付け。
物思いに耽るには最高の現場かもしれません。

・・・・・・

午後は、コンビニなどへ出荷する商品を補充する仕事。
19時頃夜勤のメンバーと交代し、お役御免。
そのまま帰宅。

こういう職種は、人手がいないといっても出荷ラインを止めるわけにも行かず、結果少ない人員で24時間フル稼働させなければならず、今自分がやっているようなバイトにはうってつけの現場なんだそうな。

・・・・・・

今のバイト先はこうした、“資本主義を一番下から支える現場”を直接体験することが出来る。

 
 
 「○○店は売り上げも落ちてきている事だし、少し発注部数を減らすか。」
 「△△店は売り上げ好調だな。よし、発注を増やすか!」


売買現場となる販売店舗でのやり取りはここまで。
ここから先に、今のバイト先が付け入る隙がある。

これらの注文をさばき、発注された商品を用意するのは機械や魔法ではない。
すべて人の手で、数多くある店舗から発注された商品を揃え、運送業者に委託し、店舗まで届ける。

しかし、これらの手順を現場の人間がすることはほとんどない。
じゃあ誰がするのかといったら、名前も知らないような小企業が人材を揃え、すべて人の手で賄っているのだ。

希望する商品とその部数をパソコンで入力し、あとはファックスやメールで送信すれば、指定期日までに当たり前のように商品が店舗に届く。
しかし、それを支える側の仕事内容や仕事の現状を把握している人間はあまりいない。と思う。
自分自身を振り返ってみるに、ある企業で働いていたときはやはりそうした視点がなかったと思い出される。


キツいことや不満もあるけれど、資本主義の色んな側面を垣間見ることが出来て、それなりに楽しい毎日。
視点一つ変えるだけで、そこから吸収できるものは数多くある。
もっと色んなものを吸収したい。

・・・・・・

明日は久しぶりのバイト休みです。

・・・といってもやることないなぁw一人でぶらぶらと買い物か映画鑑賞にでも行ってこようか。

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