あくびじゃんけん

電車通学をしている方！

朝の通学電車の中で、何をして過ごしていますか？

俺は今、自分で開発した独自の遊びである「あくびじゃんけん」にはまってます。


ルールを説明します。

まず電車に乗り込んだら、対戦相手を決める。

そして対戦相手を決めたら、その人の近くにいるようにする。

この時、「よし！今日はお前と勝負だ！」なんてあからさまに宣戦布告すると不審者と間違われたあげくお客様同士のトラブルにより電車が遅れかねないのでそれは厳禁です。


次に、勝負の決着のつけ方について説明します。

まず、どちらかがあくびをします。

先にあくびをしたほうが先攻。

もし相手が先にあくびをしたら、自分にあくびがうつった時点で相手の勝ち。

逆に、相手のあくびが自分にうつらなかったら相手の負け。

もし自分があくびをしたら、相手にうつすことが出来たら自分の勝ち。

逆に、相手にうつすことが出来なかったら自分の負け。


この勝負は、自分もしくは相手が目的の駅について駅を降りるまで延々と続きます。

つまり具体的に言うと、勝負が始まり、もし仮に成瀬で相手のあくびをうつされても、淵野辺に着くまでに相手にあくびをうつせば俺の勝ちです。

逆に、相手にあくびをうつすことなく相手が淵野辺より手前の駅で降りるか、俺が淵野辺で降りれば俺の負けです。

なお、勝負中はなるべく相手を見るようにすることが、ルールと言うよりはスポーツマンシップの現われとも言えます。

相手があくびをしたら、ずるせずにしっかり相手のあくびを正面から捉えましょう。

相手があくびをしても、横とか向いてれば確実に勝てるしね。


ルールはこれだけです。

が、これがなかなか面白い。

まず、勝負を有利に持ち込む秘訣は、絶対に淵野辺より手前で降りない人を相手に選ぶこと。

そして、確実にお前寝不足だろって人を相手に選ぶこと。

これは人を見る目を養うのに格好の機会です。

最後に、自己管理をしっかりとし、なるべくあくびが出ないよう睡眠をしっかりととっておくこと。

これはどのスポーツにも当てはまる最も基礎となる部分です。

やってみると意外とシンプルで、その分奥が深い。

ハマります。おすすめ。

このスポーツを流行らせたあかつきには、いずれオリンピックの正式種目となるようにするつもりです。

長い通学電車が退屈で仕方がないワという方、是非やってみてください。



※なお、最後に付け加え。

「相手を凝視しすぎるあまり気持ち悪がられた」などのトラブルには当方一切責任を負いません。

その辺は自己責任でよろしくお願いしますm(_ _)m